澤田 大武の1day&1week

大学で土木を学び、当初就職先にはゼネコンや建設コンサルタントも考えましたが、自分で工事の設計、発注、現場管理から完成したものの管理までを、しかも好きな競馬の世界でできることに魅力を覚えて入会。実際にそうしたトータルな仕事ができ、門外漢だった造園の仕事も学べて毎日が充実しています。

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平常業務

今のシゴトについて、「平常業務」を具体的に教えて!

競馬場の馬場管理および造園管理にかかわる全般的な仕事をしています。重要度がより高いのは、もちろん馬場のほうですね。馬と騎手と馬場が、競馬成立の三大不可欠要素とも言えますから。芝馬場には通年して、芝のコンディションを良好に保つための芝刈りや散水、施肥などを行います。同様にダートコースや障害コースにも適切なケアを施します。実際の作業を行うのは作業員さんたちで、私の任務は年間作業スケジュールを作成し、それに基づいて日々の作業内容を決定して適宜指示を出すといった管理業務です。大規模工事は外部業者に発注もしますが、馬場は特殊な構造なので、設計に携ったり工事現場を監督したりすることもあります。

「平常業務」を行ううえで、どんなことを心がけているの?

第一に、人馬にとって安全な馬場を造設して提供することです。美観などにも気を配りますが、安全第一で整備された馬場はおのずと美しいものです。馬が故障せずに持てる能力を発揮して、無事ゴールできる馬場造りに心を砕いています。また、レースにはGIレースや未勝利戦といった格がありますが、馬場造りにそれは関係ありません。常に緊張感を持って油断しないようにと自分に言い聞かせています。他方、造園管理については、その目的が美観や華やかさの提供ですが、あくまでも主役は馬ですから、優れた引き立て役を育てるといった意識で職務にあたっています。

開催業務

今のシゴトについて、「開催業務」を具体的に教えて!

中山競馬場での競馬開催時には、馬場全体を入念にチェック。必要な作業をスタッフに指示するとともに、馬場状態(「良・やや重・重・不良」のいずれか)の決定に加わります。レース中は1レースごとの馬場の修復やアクシデントへの対応に備えて現場で待機。馬が衝突して柵が破損されればそれを速やかに修復もし、落馬事故などの発生時は、救急車や馬運車が通る経路を即座に決定、そのルートを確保すべく関係方面に指示を出したりします。中山以外での開催時には、他場やウインズに出向いて投票所の管理責任者業務や場内整理業務につきます。

「開催業務」を行ううえで、どんなことを心がけているの?

中山競馬場での競馬開催時について言えば、不測の事態に備えて常に緊張感を維持しながら、その発生時には冷静かつ迅速に対応することです。決して気を抜くわけにはいきません。またアクシデント発生時に指示を出す立場の自分が浮足立ってしまえば、指示の遅れが作業の遅れを招き、次のレースの発走時刻も遅れるという事態にもなりかねません。もちろん口で言うほど簡単ではなく、まだまだ私も修行の身ですが。なにしろ予測して備えることができたら、それはもう不測の事態ではないわけですから(笑)。

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1day

平常業務の1日はどんなことをするの?

9:00 メールチェック
まずはメールをチェックして必要なやりとりに着手。受信メールの主な送信元は本部の馬場土木課や関係部署です。当然、メールの量によってこの作業にかかる時間は変わり、早々に済めば速やかに馬場に出ます。馬場ではすでに、作業員さんたちが仕事を始めています。
10:00 馬場&作業の進み具合の確認
馬場を歩き、芝・ダートそれぞれの状態をチェック。芝の蹄跡補修の状況、病気発生の有無、ダートの砂厚、障害の損傷の有無などを調べます。確認の済んでいない新たな問題箇所が見つかれば、現場スタッフに連絡し、協議して対応を決定します。加えて造園の管理業務もあるので、構内の樹木や草花の状態もチェック。さらには場内の道路の補修などの土木分野も馬場造園課の管轄なので、そのチェックも行います。
11:30 天気予報チェック
大量の降雨は馬場管理の大敵です。開催日が良馬場だった場合と不良や重だった場合とでは馬場の傷み方が大きく違い、それがそのまま私たちの業務に反映します。もちろん平日の大雨も管理業務の妨げになりますから、天気予報には頻繁に注意を傾けます。急変の予報が出たときには、作業スケジュールの見直しを強いられることもあります。
13:00 外部業者と事務的な打合せ
ダートコースの路盤補修工事や芝馬場における芝の張替え工事など、大規模な工事は外部業者に発注します。それらの多くは競馬開催が長期間休みになる夏に行われることが多いのですが、もちろん他の季節にもありますし、その他、大木の伐採や道路の修復といった造園や土木の工事もあります。日ごろからそうした外部業者さんが出入りしていることが多く、事務所での打合せが日常業務となっています。
14:00 外部業者と現場で打合せ
外部業者さんとオフィスを出て現場へ赴き、具体的な工事内容や注意事項を説明します。馬場の工事はその特殊でデリケートな構造を十分理解したうえで注意深く進めなくてはなりませんが、大多数の業者さんにとっては未経験の代物であるため、私たち専門家が目を光らせる必要があるのです。着工後は実質的な現場監督にもなります。複数の工事が重なると、現場を回って歩くだけで一日が終わることも(笑)。
15:30 作業の進み具合を確認
馬場管理の現場に戻り、作業が予定どおりに進んでいるかを確認します。広大な面積を有する馬場の管理はチームワークが大事な仕事。大勢の人間が知恵と技術を結集させ、各自の役割を果たすことによってはじめて理想的な馬場コンディションを維持管理できるのです。気になる場所には日に何度も足を運んで確認します。ちなみに普段のチーム編成は、作業員さん約40名に、それを束ねる私を含めた職員が数名というものです。作業打合わせも行って翌日に備えます。
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1week

競馬場勤務の1週間を教えて!

水曜日:平常業務 作業内容の確認からスタート!
まずは現場を巡回しながら、ひと足早く始業している作業員さんたちと、日曜のレース後の打合せどおりに仕事を進めることを再確認。天候によって作業内容を変更すべきときには、その指示を徹底させます。たとえば、雨が降れば芝刈りを中止し、逆に乾燥し過ぎているのであれば散水しよう、といった具合に。レース後のコースもチェック。傷んだところの修復を指示します。
木曜日:平常業務 馬場情報のコメント作成
木曜日は夕方に、マスコミに向けて開催競馬場の馬場情報を発表する日です。私もこの業務の担当者の一人として、中山開催の週には馬場全体をつぶさにチェックし、発表のコメントを作成します。この情報は、金曜日には一般のお客様に向けてホームページ上でも発表されます。
金曜日:平常業務 やっぱり気になる天気予報
開催日に向けて最終点検。レースに使われる各コースを中心に場内をチェックして回ります。危険の芽を見つけ次第摘み取るのは言うまでもありません。造園や土木の部門も同様に点検し、天気予報も再確認。たとえばこれから雨が降るようなら、ダートコース全体に砂の流出を最小限に留めるための対策を施します。足で踏み固めるイメージの、「押さえて締める」作業です。他にもレース前夜が雨予報の場合には、通常よりも多くの準備が必要になります。
土/日:開催業務 馬場の確認&無線係
レース中は、馬場に出てコースを確認する仕事と無線係の仕事を、別の馬場職員と午前・午後の交代制で担当します。無線係は監視台から競走馬の動向やコース全体を監視し、アクシデントの際には現場スタッフや緊急車両に無線で対応を指示します。馬場に出ている職員は、馬場状態の変化に視線を傾注、アクシデント発生時には無線係と連絡を取り合いながら現場で対応にあたります。日曜のレース後に翌週の作業についての打合せを行って1週間が終わります。
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