夢と感動をとめない。
JRA RECRUIT

CROSSTALK04

お客様のため、競走馬のため、
常に最高のレース環境・観戦環境を整える仕事について語ります。

Who are we?

JRAの技術職として働く3人の男性職員たち。
お客様に競馬を楽しんでいただくため
常に「最高のレース環境と観戦環境を整える」
そんな仕事をしている彼らに、
JRAの技術職の魅力や入会を目指すきっかけを振り返りながら語ってもらいました。

Casts
  • 技術職
    施設部 設備課
    坂本 学
    Manabu Sakamoto
    2009年度入会
  • 技術職
    施設部 建築課
    村松 正樹
    Masaki Muramatsu
    2010年度入会
  • 技術職
    東京競馬場 馬場造園課
    髙沢 翔平
    Shohei Takasawa
    2012年度入会

JRAの技術職とは、
どのような仕事をするのでしょう?

  • 村松
    JRAの技術職を担う施設部は、建築、設備、馬場土木の3部門に分かれています。私は、本部の施設部建築課に所属していて、主にJRAが所有する建物の新築・改修に関わる設計・監理から施工管理まで、幅広い業務を担当しています。つまり、「建物」を担当するのが建築部門の仕事です。
  • 坂本
    建築部門が建物をつくるのに対し、私が担当する設備部門は、建物内や外構部に設置している機器の新設・改修・維持管理をするのが仕事です。現在は、本部施設部設備課で、全国の競馬場やウインズに勝馬投票券の自動発売機を設置したり、厩舎に競走馬用のエアコンを設置したりする業務を統括しています。
  • 髙沢
    私が担当する馬場土木部門は、施設の中でも屋根のないところのメンテナンスが主な仕事です。現在は東京競馬場の馬場造園課に所属し、馬場の芝やダートの維持管理、屋外の遊具の整備などを担当しています。
  • 村松
    髙沢さんは東京競馬場所属で現場対応の業務が多く、私や坂本さんは本部で統括的な業務を行っている点は、違いといえるかもしれません。
  • 坂本
    そうですね。私もかつては函館競馬場や美浦トレーニング・センターに所属していたことがあります。
  • 村松
    私も栗東トレーニング・センターで厩舎や競走馬診療所など、一般的な建物とは異なる施設の新築や改修を担当して、競走馬に関する深い知識を得ることができました。

JRAの技術職ならではの
仕事の特殊性や
難しさはありますか?

  • 坂本
    同じ建物を扱うにしても競馬場やウインズはお客様向け、トレーニング・センターは競走馬向け……と利用する対象が違うところが難しさであり、面白さなんじゃないでしょうか。
  • 髙沢
    そうなんです。特に人間ではなく、馬が対象というところ。私は栗東トレーニング・センター、東京競馬場で馬場造園の仕事を経験してきたのですが、いずれも競走馬のために仕事をするところがやはり特殊ですよね。繊細、臆病といわれる競走馬の特性を理解して、安全に競馬や調教が行えるように、細心の注意を払って整備計画を立てています。
  • 村松
    そういう意味では、JRAの要望を外部の設計・施工業者に的確に伝えるのもJRAならではの難しさだと思います。競馬開催や競走馬に関係する工事は、期限や制約が多いため、人間を対象にした一般的な建物との違いを理解してもらう必要があります。
  • 坂本
    JRAの非技術系職員と外部の設計・施工業者の間に立って、日々の工事やメンテナンスが円滑に進むように調整役を担うのが、JRAの技術職の仕事だと思いますね。

技術職の仕事のやりがいとは?

  • 村松
    やはり自らが携わった建物を実際にお客様が利用している姿を見られるところだと思います。私も京都競馬場に所属していた際に、公園地区を大規模改修する工事を担当したのですが、完成後に改修前と比べて家族連れのお客様が大幅に増えたんです。こんな風に客観的な数値で効果が表れるのはうれしいですよね。
  • 髙沢
    私は競走馬が対象なので、整備計画がうまく進み、最高の状態でレースを迎えられたときの達成感はたまらないものがあります。レース後に騎手の方から馬場整備に対して、「ありがとう」と感謝の言葉をもらえたときもうれしさを感じます。
  • 坂本
    騎手の皆さんは、ちょっとした馬場の変化にも敏感なんですね。
  • 髙沢
    そうなんです。
  • 坂本
    私たち設備や馬場土木部門の仕事は、何も起こらないことが最良の状態なわけです。その点では縁の下の力持ち的な仕事ですね。
  • 村松
    でも予期しないこともたまには起こるんじゃないですか。
  • 坂本
    私は放送設備の不具合で苦労した経験があります。競馬場のファンファーレって、普段は専用システムで制御しているんです。ところがある競馬場のシステムで不具合が見つかってため、復旧まで6日間、全レースのファンファーレをマニュアルで放送したことがあります。
  • 髙沢
    それでもお客様にとっては、いつも通りの風景なわけですからね(笑)。
  • 坂本
    でも、その「当たり前」を守り続けるのが最大のやりがいでもありますよね。

JRAの技術職を目指した
きっかけは?
また、現在働く環境は
いかがですか?

  • 村松
    私は就職活動を始めるにあたって、ゼネコンや設計事務所など、様々な企業を調べるなかで、今まで学んできた建築の知識を活かしつつ、新たなことにもチャレンジできそうだと感じて、JRAを志望しましたね。全国転勤型の採用というのも私にとっては魅力的でした。
  • 坂本
    私は大学時代に阪神競馬場の近くに住んでいたこともあって、競馬はわりと身近な存在でした。そこで、JRAに技術職があると知り、調べたところ、競馬開催日にお客様に一番近い場所で接客をして、施設の使用状況や改善点を自分の目で見て、それを平日の業務に活かせるところに魅力を感じました。これは、他社の技術職にはないと思ったんですよね。
  • 髙沢
    私は土木工学を学んでいたので、インフラ系の仕事を主に見ていたんです。そうしたら、JRAにも土木職があることを知り、志望しました。学んできた土木工学の知識を好きな競馬の仕事で活かせることに魅力を感じましたね。
  • 村松
    入会してみて、イメージは変わった?
  • 髙沢
    正直、かなりお堅いイメージだったのですが、入会してみると先輩職員がみんなとても面倒見がよくて、働きやすいと思っています。上下関係はもちろんありますが、事業所内での交流は盛んで、部門を横断した仕事もやりやすいと感じています。
  • 坂本
    私も人事異動や週末の(レース)開催出張があるおかげで、顔と名前がわかる職員が全国にいるので、比較的仕事はしやすい職場だと思っています。工事や維持管理作業をするうえで、非技術職の職員に協力いただく場面も多いのですが、皆さん技術職の仕事に理解を示して、対応してもらえるのはありがたいですね。
  • 村松
    私も面倒見のいい職員が多く、困ったときは気軽に相談できる社風があると思います。あと、ワーク・ライフ・バランスが取れた職場環境ですよね。忙しくても休みはしっかり取れる。私にとっては、休日は(レースのある)週末ではなく、月・火曜というところも良いところです。

今後の目標と
JRA技術職を目指す学生に
メッセージをお聞かせください。

  • 村松
    新しい形で競馬の魅力に触れられるような施設を全国各地につくりたいと思っています。そして、もっと幅広い層に競馬の魅力を伝えていきたいですね。
  • 坂本
    JRAの施設は、一度つくれば40年、50年と残っていくものが一般的です。できれば、在職中に競馬場のスタンド改築工事を担当してみたいですね。そして、そのスタンドのことなら、なんでも知っているような職員になってみたい(笑)。
  • 髙沢
    常に安全な馬場を提供するのが目標であり、使命だと思っています。一方で、レース以外の部分では、子どもたちに競馬に親しみをもってもらえるような設備をつくりたい。競馬場内の公園や遊具の整備など、子どもの頃から競馬に親しめる環境づくりにも取り組みたいと思います。
  • 村松
    最後にメッセージですよね。私は大学で建築学の中でも構造計算などを学んできて、当然ゼネコンなどに就職すると思っていました。しかし、業界研究で視野を広げてたどり着いたこの仕事に本当に満足しています。競馬というジャンルに限られますが、ゼネコンに発注する立場として、施設全体のグランドデザインを描ける仕事がここにあると思います。建築系の学生さんにもぜひ注目してもらいたいですね。
  • 坂本
    特殊な分野ではありますが、我々の仕事に対する評価を自分の目で直接見ることができる希有な仕事だと思います。JRAの技術職を志望するならば、入会前の純粋な視点で、関連施設を見ておくといいと思います。
  • 髙沢
    JRAの馬場土木職は、土木の専門知識がなくてもやさしい先輩がイチから教えてくれるので心配ありません。競馬が好きで、一緒に競馬を盛り上げていきたいと思う人とぜひ一緒に仕事をしたいと思います。