JRAのお仕事って実際はどんな感じ?
JRAって競馬をしていない日はどんな仕事をするの?
…そんな疑問を抱いているみなさんに代わって、
堀田茜さんがいろいろな部署で、平常業務の多彩なお仕事に挑戦!
心がおどる瞬間を生み出す日々の現場を体験して‘JRAで働くこと’について、
あなたの知らないリアルに迫ります!





向けた
準備など多彩な仕事
JRAでは、働くみなさんが、ウィークデーに携わっている仕事のことを「平常業務」と呼びます。
それぞれが所属する部署で競馬開催のための準備や組織管理など、
心がおどる瞬間を創るため、デスクワーク中心に多彩な仕事をしています。












平常業務のお仕事はこうだった
競馬開催を支えるため、想像以上に
多彩な仕事と情熱が積み重ねられていた!
今回、体験できたのは6つの職種。
働く場所や取り組んでいる業務はそれぞれ異なっていて、思った以上に幅広かったです。
どの部署のお仕事でも、みなさんが意識しているのは、迫力ある競馬を健全に、公正に開催し、
夢と感動を届けること。そのために日々の努力と工夫が続けられ、
そこには、情熱や一人ひとりの想いがこもっていました!



堀田茜さんと現場職員たちのトークセッション!
平常業務のお仕事体験を通じて、気づいたことや
疑問に思ったことをみんなで語り合いました!













予防法務課


システム企画室

平常業務ではどの部署もとてもフレンドリーな雰囲気だったのが
印象的でした。実際にみなさんはどう感じていますか?



「法務部 法務室 予防法務課」は少人数ですので、風通しの良い環境で和気藹々とした雰囲気です。打ち合わせは意見しやすい環境ですし、わからないことは上司には気軽に相談できます。仕事はきちんと真面目な人が多いです。

私たちの「施設部 馬場土木課」は、まさにフレンドリーな雰囲気だと思います。課内では競走馬が怪我なく全能力を発揮できるような馬場つくりをするという目標があり、目標達成のためフラットに意見を言い合える環境であると感じます。

「国際部 国際渉外課」は相談しやすい雰囲気で、困ったときには必ず誰かが助けてくれます。ほとんどの職員はジョブローテーションで様々な業務を経験していることから、国際以外の知識も豊富で、困ったときには何でも相談できます。仕事以外でも出張先のおすすめのお店等を丁寧に教えてくれます(笑)



「情報システム部 システム企画室」もそうですね。システム点検やITに関する最新技術の状況把握が私たちの仕事です。そのためには風通しの良い関係が欠かせません。他部署や他企業様との調整も多いので、相手の立場で考えられる人が自然と多い気がします。

「広報部 放送メディア課」では、勤務時間中は打合せをしたり、黙々と仕事に取り組んだりとメリハリがあるような雰囲気です。休憩時間や、ふとした時には、世間話をすることが多く非常に和やかです。週末の開催業務が遠距離出張だったときは、それぞれが買ってきたお菓子等のお土産を食べながら、土産話に花を咲かせています。

「経理部 会計課」は報告連絡相談がしやすく、非常に風通しの良い場所だと感じています。自分のスキルアップのための相談に乗ってくださり、アドバイスを熱心にくださるとても恵まれた環境です。

様々なお仕事が重なり合って感動の瞬間が生まれている。緊張感だけではなく風通しがよく、和やかな雰囲気のコミュニケーションはとても大切なんですね!
いくつものお仕事を体験させてもらいましたが、
部署異動や人との出会いを通じて、
学んだことや成長したと思うことを聞かせてください。



柔軟に物事を考えることの重要性を学びました。JRAでは2~3年で部署異動するケースが多いため、全く同じメンバーで複数年仕事をする機会はあまりありません。仕事内容は同じであってもメンバーが変われば、仕事のやり方や進め方も変わります。業務の効率化や改善を図るためには、より多くの人の意見を参考にしながらいろいろなことに挑戦する必要があると思いますので、担当業務が2年目となる場合は、1年目に身につけた考え方等にとらわれすぎないようにすることが大切だと感じました。

職員だけでなく、お客様や事業所で働くスタッフなど、たくさんの人と関わる機会があります。様々な職種の方々と話すことで考え方のバリエーションを増やすことができているように感じます。

広報・総務・業務・経理という様々な部門を経験し、本部や競馬場、トレーニング・センターを異動する中で、競馬の魅力を多岐にわたって感じることができ、競馬の魅力を様々な角度から様々な人(競馬ファンや競馬初心者、競馬関係者など)に届けることができていると思います。



異動によって多くの上司の考えを聞いている中で、馬場管理業務に対しての意識の高さを再認識できることは、自分の目指す職員像を描く上で大きな財産になっています。

デジタル・ITに詳しくなれたことで、競馬をより魅力的にするためのアイディアを具体的に出せるようになったと思います。例えば、入会当初は「○○の機能が欲しい」と思っていたことが、今では「○○の機能は△△を使えばできそう。ただ、それだと××のことも考えなくてはならない」と変わりました。

いろいろなお仕事を経験して、それが今の仕事にも活きてくる。自分らしい仕事とキャリアを積むことができるのもJRAさんの魅力ですね!
実際、体験してみるとデスクワークといっても、
それぞれがとても専門性の高い内容ですよね…
みなさん慣れるまでのご苦労や大変だなと感じることは?



私は大学院まで化学を専攻しており、デジタル・ITに関しては全くの素人でしたので、入会してすぐは打合せやメールの内容を全く理解できずに頭を抱えていました。情報処理技術者試験等を利用して基本的知識を身につけながら、社内システムの勉強も並行して行ったことで、1年くらいすると打合せやメールを少しずつ理解できるようになりましたが、部内の先輩方による全面バックアップも非常に大きかったと感じています。

お客様部門で長く仕事をしていたので、経理や、競走などこれまで全く関わったことのない部門の規程を読み解くことさえ、異動当初は難しかったです。経験豊富な上司の方々が丁寧に指導してくださるので、少しずつ知識を増やすことができていると感じます。

明確な正解がないことに対して判断や決断を下す時の不安が大きかったです。広報業務の知識も乏しいので、自信を持った判断ができないことや判断するまでに時間がかかり、処理が追いつかなくなることがありました。解決策としては、短時間で自分なりの考えを出して上司に相談すること、処理が終わった後は反省を行い、類似案件でも対応できるように自分の知識として身につけることを実施しました。はじめの頃に比べると不安や悩みは少なくなってきていると感じます。



私は土木系を専修していましたが、馬場に関する知識は一から身につけなければならず一人前になれるか不安でした。しかし、先輩方に教えてもらいながら疑問点を解消でき、知識を蓄積していくことができました。

経理経験がない中で経理部に異動したため、初めは仕事に取り掛かる前に、1つの作業にとても時間を要し、期限を遵守することに必死だったのですが、確実な知識を蓄えてから正確にひたすら仕事に取り組み、焦らずに自分のものとしていくことを意識することで解決しました。今では作業がメインにならずにスピード感をもって考えながら仕事に取り組むことができています。

海外生活の経験はもちろん、海外旅行も一度しか経験がなかったため、英語を使っての仕事には大きな不安と悩みがありました。でも電話やメール対応時に上司や部下が嫌な顔をせずにフォローしてくれたりと、周りのサポートのおかげで悩みが解消されました。

コミュニケーションが活発なJRAさんだからこそ専門的な仕事にも挑戦できて、学ぶことができる環境があるんですね!1つの職場でいろいろな挑戦ができること、すごくうらやましいなと思います!
平日の平常業務は競馬開催へ向けた準備という面もありますが、
その中でのみなさんのやりがいを教えてください。



「情報システム部」で仕事を行うことで、現代のビジネスに必要不可欠とされるデジタル・ITに詳しくなれることは楽しくもあり、やりがいも感じます。そして何より、自分の好きな「競馬」に常に接していられることには大きなやりがいを感じます。

私は「国際部」ですので、「日本の競馬」の魅力を直接伝えることができ、準備していたおもてなしを喜んでもらえることが、やりがいの一つとなっています。

「経理部」では、競馬という日本最大のエンターテインメントを、資金の管理運用、出納や仕訳入力、財務状況の把握など、縁の下から支えている点でやりがいを感じますね。

立案に関わった企画が番組としてテレビで放送される瞬間は、影響力やスケールの大きさを実感するためやりがいがあります。また、制作サイドが希望する撮影内容の実現に向けた各部署との調整は、時に難しさを感じる部分もありますが、それを乗り越えて番組が出来上がり、放送された時は大きな達成感を味わうことができます。

JRAが最重要視している「公正確保」の実現において、法令・規程の遵守はその根幹となりうるものなので、その一端を担う仕事に携われていることには、大きなやりがいを感じます。

競馬という日本最大級のスポーツエンターテインメントで感動の瞬間を創るためにどれも欠かせないお仕事ですね!その一つひとつにみなさんのやりがいと想いが詰まっているんだと、改めてすごい仕事だなと思いました!
この座談会を見ている学生の皆様へ、
JRAではたらく魅力をお願いします!



私が考えるJRAの最も大きな魅力は「様々な部署に異動しながら、いろいろな視点で競馬を学べること」です。私は事務職採用ですので2~3年に1度、人事異動がありますが、異動する度に自分の知らないことが増えていくので、常に競馬について学び続けられるのもJRAの魅力ではないかと思います。

平常業務と開催業務とで常にメリハリをつけて働くことができるのはJRAの魅力の一つだと思います。平日と開催日とで仕事をするメンバーもがらりと変わるので、多くの人から刺激を受け、成長するきっかけとなっています。

私は現在の部署で、競馬は国際的なスポーツエンターテインメントであることを実感しています。競馬が好きで競馬の魅力を世界中のファンに届けるという共通の目標に向かって一丸となって仕事ができることは魅力だと思います。



影響力の大きいテレビ等のメディアを通じて、好きな競馬の魅力を多くの方々に伝えることは、非常にスケールの大きい仕事です。それにもかかわらず、若いうちから大きな裁量が与えられ、また、成果物は目に見える形で現れるので、達成感ややりがいを感じやすいと思います。

馬場土木職は他の企業では体験できない唯一無二の職業です。土木・造園と幅広い業種に精通しなければなりませんが、先輩方から一から教えてもらえるため心配することなく業務に臨めます。競走馬、騎手と近くで関わることができるためレースの最前線で働きたいと考えている方にはぴったりな職業だと思います。

「経理部」の仕事は、学生の皆様からすると、地味で、JRAでなくても携われそうな仕事と思われるかもしれません。しかし、競馬というスポーツエンターテインメントを縁の下から支えていることに、私自身強いやりがいを感じます。また、異動が多いJRAにおいて、経理の知識は今後どこの部署に行っても間違いなく役に立つので、そういった意味においても、いろいろな部署の知識を吸収できるJRAの働き方は非常に魅力的だと思います。

みなさんが知らない、でも想像以上に幅広く多彩なJRAさんのお仕事!ぜひ、いろいろ見てみてください!
楽しいお話をありがとうございました!
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