人と社会の信頼に応え続ける
公共性の高い法人として、
公正な競馬開催と社会貢献に
取り組み続けます。

  • 畜産振興や社会福祉に貢献

    JRAは、政府(農林水産大臣)の監督下にある特殊法人です。民間企業や他の特殊法人と異なる点は、国庫納付金を納め、畜産振興や社会福祉に貢献していることです。

    国庫納付の仕組みは、例えばお客様に100円の勝馬投票券(馬券の正式名称)を買っていただくと、そのうち10円が国庫に納付されるというものです。また、JRAの事業運営の結果、各事業年度において利益が生じた場合には、その額の2分の1が国庫に納付されます。国庫納付金が毎年数千億円にのぼることからも、公共性の高い法人といえます。

  • 最も重視している「公正確保」

    JRAの業務の根幹は中央競馬の開催です。全国10ヵ所の競馬場で年間36回の開催(1開催は概ね8日間)が行われます。

    その他にも競馬に関する様々な業務に携わっていますが、JRAが最も重視していることは「公正確保」。より多くのお客様に勝馬投票券を購入していただき、競馬を楽しんでいただくためにはJRAに対する信頼が不可欠です。そのために、あらゆる業務に厳正な姿勢で取り組み、公正確保に最大の努力を払うことで、お客様の信頼に応えています。

お客様の要望に応える多種多様なサービス

近年、レジャーの多様化によって余暇の過ごし方の選択肢が広がり、競馬も他のレジャーと同様に限られたマーケットの中で競い合っています。そういった状況の中、 JRAは常にお客様の目線に立ち、高水準のサービスを提供できるよう心がけています。

現在、行っているお客様へのサービスは、以下の3つにまとめることができます。

  • 競馬そのものの魅力の向上

    競馬の魅力にはレースの迫力、賭け事としての面白さ、馬の美しさ等様々な側面があり、お客様の競馬の捉え方や競馬に求めるものも多様です。その中で第一に考えなければならないことは、お客様のニーズに合った競馬番組を提供すること。重賞レース、一般レースの充実と併せて、地方競馬や外国馬との交流レースを増やすなど、JRAではより競馬を楽しむ様々な方法、新しい可能性を常に模索しています。

  • ハード面でのサービス

    お客様により快適かつ安全に競馬を楽しんでいただくために、各施設の改善を図っています。平成19年に東京競馬場が世界最大級のターフビジョンや様々なアミューズメント施設を備えた競馬場としてリニューアルオープンし、それ以降、函館競馬場、中京競馬場、札幌競馬場の改築工事を行い、新たなる競馬場空間をお客様に提供しております。

    また、ウインズ(場外勝馬投票券発売所)においても、ウインズ横浜、ウインズ名古屋やウインズ札幌をリニューアルするなど、ハード面での各種改善を進めています。

  • ソフト面でのサービス

    より多くのお客様が競馬に参加できる手段として、従来の電話投票に加え、平成14年にインターネットでの投票サービス(IPAT) 、平成17年にお申し込み当日から利用可能の新電話投票サービス「即PAT」を開始。購入環境の地域差改善にも努めてきました。

    投票方法(いわゆる馬券)も平成14年以降、種類を増やし、最高払戻金が6億円となる「五重勝単勝式(WIN5)」などを導入。投票方法ごとに払戻率の設定を変更するなどの施策も実施しています。また、平成28年には海外競馬の勝馬投票券の発売を開始。さらに、平成30年には専用のICカード「JRA-UMACA」を通じたキャッシュレス投票サービスも始まりました。

企業概要

名称

日本中央競馬会

所在地

東京都港区西新橋1丁目1番1号

設立年月日

昭和29年9月16日

資本金

49億2,412万9千円 政府全額出資

設立の目的

日本中央競馬会法第1条には設立の趣旨として「競馬の健全な発展を図って馬の改良増殖その他畜産の振興に寄与するため」とありますが、競馬施行の社会的意義は国民的レジャーを提供することにもあるといえます。

法人格

日本中央競馬会法(昭和29年7月1日法律第205号)に基づく特殊法人。公共性の高い法人で農林水産大臣の監督下に置かれています。