JRAの
馬文化と産業の発展
馬文化と産業の発展
日本の様々な
馬文化と産業の発展に
貢献しています。
歴史を紐解くと、人類は「馬」と出会ったことで文明を飛躍的に発展してきたと言えます。その関わり方は変化しているものの、現代の社会に至るまで、馬の力強さや美しさは世界中の人々を魅了し、その生活を豊かなものにしてきました。日本においても、かつて多くの馬たちが農業をはじめとして産業を支え、神事や祭事といった場でも活躍してきました。
しかしながら、現在の日本においては、そのほとんどが競馬に関連した馬たちになってしまったのが実状です。このように馬と出会う機会が少なくなった現代において、「馬」と直接ふれあい、馬の魅力を知っていただくことは、人と馬との関わりを振り返り、馬文化への理解を深めていただくことにつながると考えています。
これらを踏まえ、馬事公苑や全国の事業所において、馬とのふれあいイベントや初心者・少年団への乗馬指導などの活動実施や、日本の在来種の保存、伝統馬事芸能の保存、及び内国産乗用馬の生産振興などの取組みを通じて日本の馬事文化発展にも貢献しています。
馬文化の発展への貢献
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馬事公苑
長きに亘り日本の馬術競技の拠点としての役割を担ってきたJRA馬事公苑は、この度、東京2020大会のレガシー(遺産)としてユニバーサルデザインに配慮し、どなたにも安心してご利用いただける公園施設となり、再開苑しました。 今後も地域社会に貢献していくとともに、馬事普及・馬事振興の拠点として、様々な取り組みを行っていきます。
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馬事イベントや乗馬の普及活動
全国の競馬場等において、土・日曜日を中心に、体験乗馬、馬車運行、及び馬とのふれあいなどの馬事アトラクションを充実させ、お客様に好評を博しています。 また、全国各地で乗馬に励む子供達によるポニー競馬の全国大会などを開催し、イベントを通じて幼少の頃から馬にふれ、乗る機会が増えるような取り組みにより地域社会への貢献に努めています。
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馬の多様な利活用のための取り組み
従来から取り組んできた乗馬機会の拡充や子どもたちと馬とのふれあいの場の創出などに加え、障がい者乗馬・ホースセラピー活動、医療や教育等の現場における馬を介在した事業、馬に関わる活動の環境整備や人材養成、引退競走馬におけるセカンドキャリア促進のための施策や馬術競技会、養老・余生等に取り組む団体に対する活動奨励金による支援などに、助成対象団体に対する支援を通じて取り組んでいます。
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馬術競技の健全な発展と馬術の振興
馬術の振興を図るため、馬術競技会の開催や馬術競技等に関する諸事業への協力を実施するとともに、こうした取組みにより、競馬開催や馬術の指導等の業務に必要なJRA職員その他競馬関係者の技術の向上を図ります。 また、馬術競技への更なる興味喚起を図るため、映像情報の提供等、馬術競技の積極的な情報発信に努めます。
馬産業発展のための人材確保
馬産業の担い手・人材の確保は重要課題です。
日本の競馬は、いまや世界最高水準のレベルにあることをご存じでしょうか?このレベルを維持し、そしてさらに発展させていくためには、これまで以上に優秀な人材の育成が不可欠です。一人でも多くの方に馬と働く様々な職種に興味・関心をお持ちいただき、「はじめの一歩」を踏み出していただけるよう、JRAでは馬に関わる他団体と一丸となり、「UMAJOB」を通じて情報発信に取り組んでいます。
また、馬に触れたことがない人や馬産業に人脈のない人でも就業内容や就労環境について質問・相談してもらえるよう、他団体とも協力し、「BOKUJOB」などの活動を通じて馬産業への就業支援にも取り組んでいます。
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馬に関するお仕事紹介「UMAJOB」
馬産業の担い手・人材を確保するため、馬や馬のお仕事に興味のある方に向けて、JRAが様々な職業を紹介。ポータルサイトやイベントを通じて、生産牧場、育成牧場、厩務員、獣医師、装蹄師、騎手、研修教官など、馬に関するお仕事について分かりやすく情報発信しています。
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競走馬 生産・育成牧場就業支援「BOKUJOB」
馬産業の中でも競走馬の生産・育成牧場への優秀な人材の就業を応援するため、JRAの関係団体である(公社)競走馬育成協会等で構成される牧場就業促進事務局が主催し、求人募集を行う牧場が参集した就職フェアの開催、ポータルサイトやYouTubeなどを通じた牧場就業の魅力等の発信を行っています。
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馬文化の継承への貢献
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馬の博物館(現在休館中)・競馬博物館
根岸競馬記念公苑「馬の博物館」では、人と馬との関わりをあらわす歴史的な資料が保存されており、「馬に関する歴史・文化」における調査研究展示活動を行っています。 また、東京競馬場内にある「JRA競馬博物館」には、ユニークなアトラクションや、競馬の歴史や競馬のしくみをわかりやすく解説する展示室等があり、様々な視点から競馬の魅力を体感することができます。
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在来馬の保存
日本の地域に根付いた馬のことを在来馬と呼んでおり、農耕用や荷物の運搬用としてそれぞれの地域で活躍してきましたが、現在ではその需要が少なくなり、飼養頭数も減少しているのが実状です。 しかしながら、在来馬は、日本において人と馬が共存して生活してきたことの証であり、馬文化を次代に継承していくためにも大切に保存していく必要があると考えており、在来馬の保存事業を行っています。
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伝統馬事芸能の継承
日本各地には馬に因んだ神事や祭事が数多く継承されています。こうした伝統馬事芸能を通じて、文化や歴史的な側面にふれていただくことは、人と馬との深い関わり合いや馬の幅広い魅力について理解を深めていただくことにつながると考えています。 このため、日本の伝統馬事芸能を広く紹介することなどにより、馬事文化の振興や保存に取り組んでいます。
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JRA賞馬事文化賞
JRA賞馬事文化賞は1987年に創設した賞であり、当該年度において文学、評論、美術、映画、音楽、写真、公演等を通じ馬事文化の発展に特に顕著な功績のあった者に授与するものです。 「JRA賞馬事文化賞」の表彰を通じて、馬事文化の発展や競馬への理解促進に寄与しています。
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