平常業務と
開催業務
平常業務と
開催業務
開催業務
ウィークデーの「平常業務」と
ウィークエンドの「開催業務」
ウィークエンドの「開催業務」
JRA職員は2つの仕事を持っています。ウィークデーには、所属する部署で競馬開催に向けての「平常業務」にあたる一方で、土・日の競馬開催日には、所属部署とは別の執務体制のもと、競馬場やウインズで「開催業務」に携わります。
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水曜日~金曜日平常業務所属する部署で競馬開催に向けてのデスクワーク中心の業務
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事務職出馬登録、各種情報提供、各種システム管理、企画立案・実行に向けた準備、国際渉外、労務管理、経理、など。
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技術職馬場管理・保守、各種設備保守、工事発注・進行管理、など。
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獣医職診療所等で、競走馬の怪我・病気治療、診察・検査、防疫業務、など。
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土曜日~日曜日開催業務競馬場、場外発売所等で競馬開催に携わる各種業務
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事務職お客様誘導・対応、レース情報の提供、勝馬投票券の販売、レース審判、マスコミ対応、各種システム運営、清掃、従事員管理、など。
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技術職馬場保守、各種設備運営、など。
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獣医職装鞍所で馬体検査、事故救護、応急処置、など。
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平常業務
平常業務
自身が配属された事務所および部署で、
担当する業務を行います。
主に土・日に競馬開催があるため、職員の主な休日は月・火となります。水・木・金は「平常業務」として、それぞれ所属する部署で競馬開催のための準備や組織管理の仕事を行います。
企業運営のための総合企画部や経理部・総務部・人事部といった他企業でも見られる部門はもちろん、中央競馬開催に欠かせない競走部・審判部や、各メディアへの情報発信を行う広報部、馬事文化の発展に努める馬事部、国際交流を進める国際部など、多くの部門が多岐に渡る業務を行なっています。
本部の平常業務
本部での平常業務は、それぞれが所属する部署で、全体の組織管理や業務運営などを行なっています。各部署・事業所との連携も不可欠であり、日頃より十分な連絡・調整を図りながら、競馬や勝馬投票券、お客様に関わる様々な事柄に対応しています。
競馬場の平常業務
それぞれの競馬場では平常業務として「その競馬場で行われる競馬開催の準備」を主に行っています。実際にレースが行われる“中央競馬の現場”として、競馬場独自の企画立案・実施だけではなく、本部や他事業所と緊密に連携を取りながら調整し、着実に実施するといった役割を担っています。
トレーニング・センターの平常業務
トレーニング・センターには常時約2000頭の競走馬がおり、日々厳しいトレーニングを繰り返し、出走レースに向けてコンディションの調整を行っています。主な平常業務としては、 “強い馬づくり”のための業務や公正な競馬施行に係る業務など、競走馬の調教環境の整備に関わるすべての業務を行っています。
開催業務
開催業務
全国の競馬場・ウインズで
競馬開催に関する業務を行います。
競馬開催日には職種を問わず競馬場やウインズといった現場に出て、平常業務とは異なる組織の下で競馬運営業務を行います。主な開催業務は、発売窓口での勝馬投票券の発売や来場者の整理誘導、レース運営の仕事などがあります。
お客様と向き合う開催業務は
「人対人」の仕事。
中央競馬の開催にはJRAのすべての職員が携わります。なかには平常業務と似た業務を行う職員もいますが、平常業務では事務をしている職員も、多くのお客様やスタッフと接する業務が多くなります。
競馬レースの迫力とお客様の熱気を直接肌で感じることができます。
競馬レースの迫力とお客様の熱気を直接肌で感じることができます。
レースは待ってくれない。
いつも以上にスピード重視。
開催業務が平常業務と大きく異なる点は、時間管理の重要性です。レースはあらかじめ発走時刻や発売締切時刻が定められており、職員はそのスケジュールに沿って業務を行います。
競走に関わる業務においては、レースが時間通りに円滑に行われるよう職員は分刻みのスケジュールで動きます。また、勝馬投票に関わる業務では、毎レースの締切時刻を頭に入れた状態でお客様対応を行うことで、お客様が購入したい馬券を発売できるよう努めています。
開催業務に携わる職員は、あらゆるトラブルに対応できるよう常に状況を把握・共有し、一丸となって競馬開催を支えています。