【東京競馬場】建築設備課：石倉 奈那

つくる仕事

技術職

石倉奈那

Nana Ishikura

東京競馬場

建築設備課

2018年度入会

常に使う人の目線を忘れず、
競馬場という
特殊な施設を整える

現在の仕事

電気や空調、給排水、通信など
幅広い設備の設計や工事

東京競馬場の設備担当者として電気や空調、給排水に通信といった幅広い設備の設計や工事を担当します。同じ技術職である建築・馬場担当者と同じ工事に携わることもあります。投票や接客担当、システム担当など様々な関連部署と連携を取り、施工業者との打合せを進めていきます。
扱う設備は問題なく使用できて当たり前のもので、不具合があると競馬の施行に影響を与える恐れもあるので細心の注意を払って業務を行っています。

平常業務

競馬開催に備え、競馬場の様々な設備の改修や更新の設計・工事を行っています。関連部署や施工業者と綿密に打合せを行い、設計の意図や施工方法を共有し予定通りに進むように管理をします。

開催業務

投票業務や整理業務に加え、設備担当者は競馬場全体に流す音響に関わる業務を担当します。分刻みのスケジュールに合わせてお知らせやVTRを流し、レースが始まるときはファンファーレを鳴らします。トラブルが起きた場合は各部署と連絡を取りながらスケジュールを修正し、指示出しを行うディレクターのような役割をしています。

平常業務と開催業務について詳しく

仕事のやりがい
と大切にしていること

「前より良くなった」と話す
お客様の姿に達成感
関わる人々への気遣いを大切にする

ウインズのITVモニター更新工事に設計から担当しましたが、モニターの配置や施工する順番等を何度も打合せをして調整し、工事を進めました。竣工後、開催業務にてそのウインズに執務した時に、「前より良くなった」とお客様が話している姿を見た時は達成感がありました。
常に使用者の目線を忘れず、誰がどんな状況でどのように使用するのかを意識しながら設計や工事を進めています。また、競馬場という特殊な施設であるため、厩舎に近い場所での作業は馬を驚かせないように騒音が出ないように気を付けるなど工事業者にも連絡を密に取り、問題なく工事を終えられるように気を配りながら業務にあたっています。

入会の理由

職員全員が
心から楽しそうに業務について
語る姿が忘れられなかった

就職活動が始まる前に、友人に誘われて競馬場に行ったことがきっかけで競馬に興味を持ちました。レースの結果に一喜一憂し熱中する周囲の様子を見て、人々をそこまで惹きつける競馬についてもっと知りたいと思い応募を決めました。説明会や企業研究を進めていく上で、職員全員が心から楽しそうに業務について語る姿が忘れられず、自分もその一員になりたいという思いが強くなり入会を決めました。

JRAで働く魅力

携わった設備を使用する人の
反応が見られること

技術職としての魅力は、自分が携わった設備を実際に使用している人の反応が見られることです。
JRA職員としての働き方の魅力は、水～金の平日3日は平常業務として設計や工事を進め、土日の開催業務では投票や整理、放送等の業務に携われることです。1週間に平常・開催の2つの業務に携わるので、仕事にメリハリをつけて過ごすことができるのが魅力です。

JRAの働く環境

周囲との
コミュニケーションが取りやすい

JRAにはFT制度というものがあり、入会してから6か月間は、FT（先輩）と毎月面談を行い仕事の進捗や悩み等を共有しアドバイスをいただけます。FTのみならず周囲の先輩方からも仕事についてご指導いただけます。面倒見の良い方ばかりなので、仕事の進め方や設備に対する知識の質問など親身になって答えてくれます。
また、入会後の研修でマークカードの記入方法や競馬の歴史等を学ぶため、競馬のことをよく知らない方でも安心して働くことができると思います。

チャレンジしたいこと

他の競馬場やトレーニング・センター、
牧場等の設備担当も経験したい

現在は東京競馬場の建築設備課で勤務をしていますが、他の競馬場やトレーニング・センター、牧場等の設備担当者も経験したいです。新規で競馬に興味を持つ方が増えるように、またお客様が引き続きお楽しみいただけるような環境を整えるには、設備の充実も欠かせないものだと思うので、様々な場所で経験を積み、よりよい環境をお客様に提供できるように精進していきたいです。