「検量」の仕事は、華やかな舞台を支える裏方ですが、騎手が放つヒリヒリするような緊張感をこれほど間近で感じられる職場はありません。「ミスなくやれて当たり前」の厳しい仕事ですが、無事12Ｒの後、検量を終えた際の達成感は何物にも代えられません。

広報室には基本的に３～４名の職員がいるほか、頻繁にマスコミ関係者や他部署の職員が訪れるので非常に賑やかです。余裕がある時は談笑する場面もあります。しかし、レースの時間はみな緊張感を持って監視し、突発的なセレモニー・事案対応に向かうこともあるので、オンオフがはっきりしています。

職員だけでなく、スタッフの方々も丁寧な接客を心がけてくださっているおかげで、お客様との楽しそうな会話が聞こえてくることが多く、明るい雰囲気の職場だと感じています。

様々な職種や事業所があることで、お客様の反応等あらゆる角度からの見方ができるため、開催業務を通して、より良いサービスの提供に繋がるヒントを得られるのではないかと思っています。

本部勤務はデスクワーク中心のため、開催日に騎手・調教師から見聞きすることが現場を知ることに繋がっています。競走馬の匂いや馬場を蹴る音、お客様の手拍子や歓声など、開催日に五感で得る全てが、平常業務のモチベーションとなっています。

様々な書籍から重賞や勝馬、調教師や騎手について情報を集めていくので、競馬への知識が乏しい状態で入会した自身にとっては、知識を詰め込む良い機会になっています。日頃から毎週のレースについてのトピックスを集める癖がつき、明らかに入会時より知識がついたと実感しています。

売上や出走頭数などの数字上の変化を追いながら、出馬投票に来られる厩舎関係者とコミュニケーションをとり分析を進めていくと、お客様が求めるレースや馬主側のニーズが少しずつわかるようになります。ＪＲＡの唯一にして最大の商品はレースそのものであり、職務としてその分析などに関われるのは、様々な業務に活かせる経験です。一人の競馬ファンとしても、競馬の奥底をのぞけるのは大きな魅力だと感じています。

１週間の中で異なる２つのお仕事に触れるのって面白そうですね！自分の成長にもつながるし、生の現場の雰囲気を感じるのってとても魅力的ですね！

学生時代は、幅広い年齢層の方と関わる機会があまりなかったので、入会当初は不安や緊張がありましたが、現在は年齢層関係なく、様々な方とお仕事を通してコミュニケーションがとれて、楽しいと感じています。

当初は到達順位をつけることについては、正解があるのだから難しいことではないように感じていました。しかし実際に自分がその業務につくと、「本当にこれで良いのか」と悩んだり、また、正解と分かっていても「どのようにお客様に公開し、伝えれば良いのか」と、決して簡単には決めることができないことを痛感しました。

入会後、数か月の研修を経て投票所主任としてデビューした際、多額の現金を扱いながら、「キャリアの深浅を問わず大きな仕事を任せ、場数で新人を育てる懐の深い会社だな」と感じました。当時と職種・立場は異なれど、その印象は今も変わりません。

入会当初は多くの関係者の顔を覚えるだけでも一苦労で、仕事内容も難しかったので、少し辛いなと思う時もありました。現在も自信を持って執務できているわけではありませんが、業務においても関係者との関わりにおいてもとにかく学ぶことが多いので、若手のうちに経験を積めて幸運だったと思っています。

一瞬一瞬が大切なお仕事だからこそ、準備とコミュニケーションが大切なんですね！

検量の仕事では、お客様と直接関わることは滅多にないのですが、大きなレースでは、検量室まで手拍子や地鳴りのような歓声が響いてくることがあります。“お客様あっての中央競馬”であることを実感しますし、私自身、レースの迫力に魅了されてＪＲＡを志したので、職員として競馬に携われることを誇りに思っています。

着順や落馬等のアクシデントをチェックし、アクシデントがあればその対応にあたらなければならず、また、着順やレース内容をチェックすることで今後どのレースに出走してくるかを分析するために、レースは必ず全員で見ています。職員としてではありますが、白熱したレースを見れば思わずお客様と同様に全員で盛り上がったりしています。

お客様の楽しんでいる姿、喜んでいる姿を間近で感じられることはもちろんですが、自分の平常業務が競馬開催に繋がっていることも実感でき、やりがいを感じられます。

絶対に間違えてはならないという緊張感はありますが、直接的に競馬に関わる仕事に携わることができる楽しさがあり、また、スタンドの最上階で執務するので、特等席で競馬が見られるというのも魅力です（笑）

緊張感もありプレッシャーも決して軽いものではないですが、写真判定の結果を掲示板に表示する際に歓声を聞けたりと、より近くで競馬を感じることができるお仕事です。このように、他企業では絶対に経験できない業務があることが、ＪＲＡではたらくことの何よりの魅力だと思います。

魅力は、お客様の反応を間近で見ることができることです。接客をする上で、お客様目線に立つことの大切さも学びました。

広報では、執務している競馬場で起こる様々な事象について、該当する部署や関係者から正しい情報を入手して速やかに発表します。お客様に第一報をお届けできる非常に魅力的な仕事です。