防疫課では、伝染病の発生を未然に防ぐための各種防疫業務の調整を行っています。トレーニング・センターでの防疫業務や競走馬総合研究所での感染症研究業務を円滑に遂行するために、関係各所との調整を行うことが主な仕事となります。臨床や研究とは一味違う仕事内容ですが、獣医学的な知識を要する場面も多くあり、獣医師としてのスキルアップにもつながる仕事であると感じます。
現在の仕事
伝染病予防の根幹に関わる業務
仕事のやりがい
と大切にしていること
と大切にしていること
安定的な競馬開催に貢献できる
心がけているのはスピード感のある仕事
伝染病の発生や蔓延を防止することで、安定的な競馬開催に寄与することにやりがいを感じます。
また、馬の伝染病の取り扱いや、馬を輸出入する際の取り決めについて、農林水産省と協議する機会もあり、国の施策に携われることにもやりがいを感じます。心がけているのは、スピード感を持って仕事に臨むこと。昔読んだ本にあった「考えてから行動する」よりも「行動してから修正する」という言葉が強く印象に残っています。まずは一歩踏み出し、徐々に修正していくことがスピード感のある仕事につながると考えています。
入会の理由
JRAの獣医師を志望していた
小学生の時、友人に借りた競走馬育成ゲームで競馬という世界を知り、一気にのめりこみました。当初はジョッキーになりたかったのですが、中学卒業時に身長が184センチあった私には難しいことを知り、以降は馬に携われる仕事を模索していく中で、獣医師に興味を持ちました。一言で馬の獣医師と言っても、生産地や育成牧場、開業獣医師など様々な職場がありますが、競馬が好きだった私は、競馬開催に最も近いJRAの獣医師を志望しました。
JRAで働く魅力
競走馬の診療に携われる
現役の競走馬は真のアスリートであり、レース直前の競走馬の診療に携われることはJRA獣医師の大きな魅力であると感じています。
また、JRAは、チームで診療できることも大きな魅力であり、困難な症例に対してもチームで向き合うことで、より良い手術・治療を提供することができます。
JRAの働く環境
フォローアップ体制が充実
判断に迷った際にも、先輩方から適切なアドバイスを受けることができます。明朗、前向き、パワフルな人が多く、職場は常に明るく賑やかで、とても仕事のしやすい雰囲気であると感じています。
また、競馬開催や獣医療など、チームで仕事をすることが多いため、職員同士の風通しが良く、良好なコミュニケーションを図ることができています。
チャレンジしたいこと
積極的に取り入れたい
昨今は獣医療の高度化に伴い、JRAでも最新の医療機器の導入などが行われ、以前に比べて救える命が増えています。今後も、最新の治療法などを積極的に取り入れ、より良い獣医療を提供できる体制を構築したいと考えています。
1 DAYSCHEDULE
1日の流れ
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9:00出勤・メールチェック
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10:00海外遠征馬の輸出入検疫日程の調整
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12:00昼休憩
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13:00農林水産省との打合せ
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15:00国内伝染病情報の収集・発信
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16:00外部団体や会内からの
防疫に関する相談に対する対応 -
18:00退勤