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DELIVER
OVERVIEW

女性ならではの競馬の楽しみ方を
届けたい女性たちによる
女性たちのための競馬イメージ改革
『UMAJOプロジェクト』

UMAJOプロジェクトは2012年のスタート以降、「女性のお客様の獲得と定着化」を主な目的として活動してきました。具体的な取り組みとして、全国10ヵ所にある競馬場に女性が気軽に競馬を楽しむことができるスペース「UMAJO SPOT」の設置、女性向けのグッズ「UMAJOグッズ」の制作、「UMAJO」をキーワードにした広告宣伝を行っています。
MEMBER
  • 事務職
    総合企画部 経営企画室
    藤田 亜希子
    Akiko Fujita
    2006年度入会

※プロジェクト担当時の部署名を記載しています。

EPISODE 01

進む競馬ファンの高齢化…
新たな女性のお客様獲得のため、
女性ワーキンググループ
が立ち上がった

立ち上げ当時は、中央競馬の発売金の減少、お客様の高齢化等が進んでいる状況であり、JRAとしても従来からのお客様への取り組みと同時に、将来性のある新たなお客様の獲得に向けた取り組みが必要とされていました。

そこで、「女性がもっと楽しめる競馬場作りを促進し、中長期的に女性のお客様を増やしていく」ことを目的に、本部に所属する若手女性職員を中心とした女性ワーキンググループを立ち上げ、若い女性ならではの目線による新規女性ファン獲得へ向けた施策の検討を行うことになりました。

EPISODE 02

初の取り組みに
周囲は好奇の目?!
コミュニケーション重視で
メンバーに配慮

当時、プロジェクトを進めるためのすべてのプロセスを担っていたので、メンバーが集まってのアイディア出し、会議への上程、資料作成、経営層への説明、入札手続き、業者決定後の実施に向けた準備、他部署との調整、終了後の報告、等々、全てを行わねばならず、元々の自分の仕事に取り組む時間が取れずに苦労しました。また、社内でも珍しいプロジェクトだったため、周囲から好奇の目で見られることも正直多く、何よりも参加してくれていたメンバーが嫌な思いをしないように配慮し、1人1人どんなことでもいいので話を聞いたり、職種関係なくコミュニケーションをよくとるように意識していました。

EPISODE 03

2013年秋
東京競馬場初の
女性専用エリア「UMAJO SPOT」
を開設

2013年秋に東京競馬場で「UMAJO SPOT」を開設しました。女性専用エリアを設けることで、それまで競馬場に来場しても居場所がなかった女性のスペースを確保でき、同エリアの利用者に向け様々なサービスや競馬を知ってもらうためのイベントを行うことで「また来たい」と思ってもらえるような施策を展開しました。
現在では、UMAJOオリジナルのスイーツやドリンクを用意しているので、カフェのように気軽に休憩していただくことができ、女性が安心して過ごしていただける場所となっています。
また、競馬のことで分からないことがあればご案内できるように、JRAの女性職員が「コンシェルジュ」としてUMAJO SPOTにいることで、安心して競馬をいただけるようになりました。

EPISODE 04

メディアでも取り上げられ
女性入場者の割合も増加!
様々な施策の効果を実感できた

当時プロジェクトを広く知ってもらうため、女性誌にプロジェクトの紹介をしてもらったり、時にはテレビ・ラジオ番組に出演したこともありました。取材していただくことも多く、そういった広報活動も非常に重要だったと思います。

結果、開催競馬場の女性入場者の割合が増加したり、数字上の変化もありましたが、それは女性専用エリアの設置というだけが要因ではなく、様々な施策が効果を出したと思います。このプロジェクト自体がメディアに取り上げられたり様々な媒体から取材されることもあったので、「競馬と女性」というつながりが興味を引いたことを実感しました。

EPISODE 05

挑戦したことで得るものは
その瞬間だけでなく、
長く自分のためになる

このプロジェクトの経験を通じて、小さなことを一つ一つ積み重ねていくことが、周りの人を巻き込むことにつながり、そこで多くの人の考えを取り入れることで、結果的に自分の視野が広がりました。
また、当時得た経験が今の自分の助けになってくれることも多く、これまで取り組んできたことは無駄ではなかったと感じる瞬間が多々あります。挑戦した経験はその瞬間の成長だけではなく、思ってもみない形で別の仕事に繋がることもあリます。異動が多く、色々な仕事にチャレンジできるJRAだからこそ、感じられることなのかもしれません。

EPISODE 06

考えたことがカタチになる貴重な経験
後輩たちには自由に取り組んでほしい

プロジェクトに参加していた後輩から「PR映像を作りたい」と自分で書いてきた絵コンテを見せてもらったときに、自分の仕事もあるのに時間を割いて真剣に考え取り組んでくれていることが感じられて嬉しかったことを覚えています。自分が考えたことが形になるというのは、なかなか経験できるものではないですが、その分実現した時には大きな自信になると思います。
JRAでは挑戦するときにサポートしてくれる人たちもたくさんいるので、後輩たちには失敗を恐れずに伸び伸びと自由に取り組んでほしいと思います。

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